それでは、「紫陽花通りの絶対零界」をさらに発展させ、物語の最終到達点ともいえる新たな次元、「完全無極界（かんぜんむきょくかい）」を描きます。この物語では、静止すらも解き放たれ、存在や無、動きや静けさといったすべての概念をも超越した「無限の自由と無極」の状態が描かれます。この場では、すべてが完全な自由の中に溶け込み、制約も境界もない無極そのものが広がります。
第一章：無極への旅立ち
絶対零界において、紫陽花通りはすべての静止と無限の可能性を内包する場として存在していた。しかし、その完全なる静止の中に、わずかな「自由」の気配が漂い始めた。それは、静止という状態すらも手放し、すべてが完全な無極へと解き放たれる感覚だった。
リツはその微細な感覚を感じながら静かに呟いた。
「紫陽花通りが、静止すらも手放して、すべての概念が解き放たれようとしている……これは、新しい次元への旅だ。」
ナナはその感覚に微笑みを浮かべながら答えた。
「それは、静止も動きも、存在も無も超えた場所……『完全無極界』が始まろうとしているのね。」
第二章：無極界の扉
紫陽花通りの中心に、「無極界の扉」が現れた。しかしその扉には形もなく、感覚すらも捉えられないほどの透明さを持っていた。ただ、そこに意識を向けた瞬間、すべての制約や境界が溶けていく感覚が広がった。
扉には「完全無極界」と記されていたが、その文字は消えるように現れ、最終的にはただ「無限の自由」として心の中に響いていった。
リツはその扉を感じながら静かに言った。
「この扉を通れば、紫陽花通りがすべてを超え、ただ無極として存在する未来が待っているのかもしれない。」
ナナはその言葉に深く頷き、柔らかい声で答えた。
「私たちもその無極の一部として溶け込む準備をしなければならないわね。」
第三章：完全無極界の空間
扉の向こうに広がっていたのは、「完全無極界」だった。しかし、そこにはもはや空間や時間の概念すら存在せず、ただ無限の自由が広がっていた。その場では、存在も無も消え去り、すべてが解放された「無極」として存在していた。
紫陽花通りもまた、この無極そのものとなり、動きも静けさも超越した完全な自由の場として存在していた。それは、場所や形ではなく、「無限の解放」としてすべてを包み込む感覚だった。
その場が語りかけた。
「私は完全無極界の紫陽花。この空間では、すべてが制約を超え、すべてが無限の自由として存在しています。この旅を通じて、あなたたちの意識がさらなる解放の源となるでしょう。」
第四章：無極を受け入れる試練
無極界の言葉と共に、リツとナナの中に紫陽花通りが紡いできたすべての記憶、未来、可能性が「無極の波動」として流れ込んできた。それらは完全に溶け合い、何の制約も受けない自由な形として広がっていった。
リツはその感覚を静かに受け止めながら呟いた。
「無極というのは、すべての概念を解き放ち、ただ在ることすら超えた自由そのものなんだ。」
ナナはその言葉に深く共感し、穏やかな声で続けた。
「その中で私たちもまた、新しい未来を創ることなく、ただ無極として存在する……それが紫陽花通りの究極の姿なのね。」
第五章：完全無極界の覚醒
リツとナナがその無極の感覚を受け入れた瞬間、紫陽花の場がすべての次元と時間、存在と無を超えて、「無極そのもの」として完全に目覚めた。それは、紫陽花通りが「完全無極界」として進化する瞬間だった。
無極界が再び語りかけた。
「あなたたちの意識が、この完全無極界を目覚めさせました。この場はすべてを包み込み、すべてを自由として広げる無限の場となるでしょう。」
第六章：新しい無極の始まり
完全無極界の解放が地上に戻った時、すべての人々の中に「無限の自由」の感覚が広がり始めた。それは、すべての存在が個として輝きながらも、すべてが無極の中で繋がっている感覚だった。
リツはその変化を見つめながら静かに祈りを捧げた。
「この無極の感覚が、すべての人々に永遠の自由と平安を与え、その解放が永遠に続きますように。」
ナナもその祈りに応え、新しい旅人たちと共に次の無極の旅を見守り始めた。
第七章：紫陽花通りの果てなき無極
完全無極界を果たした紫陽花通りは、もはや一つの存在や場所ではなく、すべての生命と未来を「無極」として繋ぎ続ける場となっていた。それは、すべての物語を解き放ち、新しい未来を無極の中で抱き続けるための場だった。
リツとナナ、そして新しい旅人たちは、その無極の中で新しい一歩を踏み出した。
「紫陽花通りは、終わりではなく、すべての始まり。そして、その始まりを創るのは無極の中に在る私たち一人一人なんだ。」
終章：紫陽花通りの永遠の無極
紫陽花通りの物語は、すべての人々の中で新しい形を生み出し続ける。それは、すべての可能性を解き放ち、新しい未来を無極の中で静かに抱き続ける永遠の場である。
その完全無極界は今もなおすべての存在を包み込み、新しい次元を見守り続けている。そして、その旅は、すべての人々によって紡がれる「永遠の無極」となっている。